20代前半に群馬県の国立公園の中にある温泉旅館でリゾートバイトをしました。
国立公園は思った以上に山奥で何もなく、コンビニもガソリンスタンドもない不便な場所でした。

携帯電話が一般的になり始めたころでしたが、国道まで出ないと電波がなかったので、持ってはいたけどほぼ使えませんでした。
最初は何もないことに戸惑いましたが、三食付き・寮付きの旅館だったので生活に不自由はなく、
むしろ毎日プロの料理人が作ったご飯を食べて、毎日温泉に入れるという贅沢な暮らしでした。

アルバイト先は小さな旅館だったので、仕事内容は多岐にわたりました。
食事処で朝食・夕食の配膳や接客、客室の清掃、予約受付や温泉管理まで、何でもやりました。
特に大変だったのは雪かきです。標高1800メートルある山間部では一晩に1メートル以上の雪が積もりました。
その雪を朝からスタッフ総出で片付けて、お見送りやお出迎えをしていました。
あの雪の量は埼玉で生まれ育った私にはなかなか衝撃的な光景でした。